『その可能性はすでに考えた』を読んだ。
人から薦めてもらって、手に取った。井上真偽さんという方の本が面白いとは小耳にはさんでいたので、手に取るのにてらいはなかった。
出て来るキャラクターが強烈だ。トリックまでたどり着くまでにはキャラクターで話を読み進めていくのが大事なのかなと思った。ミステリーをちょっと読みなれてきたのかもしれない、そういう分析までするようになった。キャラクターが魅力的なのは、小説に限らず大好きだ。
主人公である、探偵のウエオロの相棒?債権者?であるフーリンの目線で物語が進んでいく。どうやらフーリンはものすごく怖い人で、ものすごいカリスマらしい。フーリンの語彙量の多さや、ある一定部分に関しての博識さ、胆力、てらいのなさに「こわ…」と思いつつ、どこか愛着を持ってしまう。というのも、フーリンの話す中国語混じりの言葉は、語感が面白いものからかっこいいものまである。目でも音でも(音でも?)楽しめる。その豊かさがフーリンの拷問の多様さに現れているようだった。何か変なところでサービス精神が旺盛なのか、それとも単に拷問フリークなのか分からないけれど、そんなところが言葉にも反映されていた。そこが中身怖いのに、読み口が軽く、楽しかった。
話しの展開で、ウエオロに何人か刺客?がやってくるのだけど、その刺客たちの言葉遣いもまた良い。特徴的でありながら、語彙の豊かさに頭も目も喜ぶのを感じた。そこに加えて最後の刺客がやってくる。その子の言葉遣いが良い。平易で平凡な言葉しか使わないのに、とても苛烈で情熱的。それまでの特徴的で、どこか格好つけたような言葉遣いが一転する。そこにとてつもない魅力を感じた。
私はやっぱりミステリーを読むのに、あんまり向いていない。誰がどうやって殺したかについてはあんまり興味がない。「何で」殺したかのほうがずっと興味がある。「何で」がないと、なかなか難しい。
でも、この小説はそこも見事だったと思う。人殺しという、どうやったって不幸な話の中に、何か良いものや綺麗なものや美しいものがあったほうがいいだろうと、そして「それだけに」可能性が残るだなんんて、美しい話だと思った。
私は、汚いものは当然存在するし、それを認めていかなければ、フェアな生活ではないと思っている。だから、グロテスクでどうしようもない可能性の中から、美しい奇蹟のような可能性だけが残るなんて、ミステリーって良いものだなと思った。それが作り話で残るというのが、良いなと思う。信じたいから、残るんだ。
『マーチ家の父 もうひとつの若草物語』を読んだ。
平和を求める活動(デモなど)を行いたいと思うことがしばしばある。
何か少しでも表現する方法があってほしいと思うことがしばしばある。
SNSなどのお陰で被害に合っている人が可視化される。
そういう人たちに何かできればと思うことは確かだ。
SNSやインターネットのお陰で、そういったものにアプローチをとりやすくなった面は
ある。署名や情報の拡散に募金もしやすくなった。それでも家で「このままでいいのかな」と思うこともある。そういった反面、私の生活とデモが行われる場所は相性が良くない。
『マーチ家の父 もうひとつの若草物語』は、そういった平和を求める自主的な活動と家庭の食い合わせの悪さみたいなものが、歴史的事実と屈指の児童文学をベースに生まれた作品だった。『若草物語』の4姉妹の父であるマーチ氏の若き日と南北戦争中の日々がメインでつづられている。マーミーの視点もある。南北戦争では従軍牧師をしていたマーチ氏がどんな人物であるか。何を見て来たか、そういった話である。
南北戦争は平和を求める自主的な活動とは違うだろうが、自分の生活に何をフィードバックするか、と言われたときに、私はそれを想い描いた。
そうやって誰かの自由と平等のために戦うことができる人間がどういう人間であるのか、どういう生活をしているかをある意味見ることができるのかなと思う。もちろん、これはフィクションではあるが、真実があるように見えた。そして、それを高潔ということは難しいと感じてしまった。それは私が「家庭を優先する」人だからだろう。マーチ氏の、マミーへの裏切りを許すことは私は正直できるか分からない。でも、当時に離婚なんて選択ができるのかはもっと分からなかった。だから、マミーの気持ちが分かる。
『マーチ家の父』は、それだけではない。マーチ氏にとっての自由の象徴である人物から距離をとられる。明らかに突き放されるのだ。差別において、重要なことだ。
当事者でもない人物が関与できる境界を考えるべきなのだと感じさせられた。マーチ氏にとっての南北戦争は、罪悪感という名の執着のようなものなのかと思った。その気持ちも分かるのだ。単純に恵まれていただけの自分が、ただ存在しているだけで幸せなんて、歯がゆくなることが私みたいなやつでもあるのだから。
『若草物語』があるので、マーチ氏がどういう選択をするのか私は知っていながら
読んでいた。確かに『若草物語』を読んでいる間、『ストーリーオブマイライフ』を観ている間、この父がどういう人間であるか気になったことがあった。
作者であるジェラルディン・ブルックスさんは、ルイザ・メイ・オルコットの父についてよく調べたと言っている。ルイザ・メイ・オルコットは父を影響を自分に与えた人物と言っていたようなので、この視点で物語を書くことについては、とても共感してしまったし、とても見事だと思った。
平和を求める活動が日常的に身近に感じている今、それの必要性と距離感とを考える、有意義な読書の時間だった。
『シャーリー・ホームズと緋色の憂鬱』を読んだ。
あなたのホームズはどこから?ということで、私のホームズは『名探偵ホームズ』から。今思えば獣人的なキャラクターが出てくる作品を好むのも、そこがスタートなのかもしれない。
宮崎駿の『名探偵ホームズ』ば推理要素は薄いものの、キャラクターデザイン含めてヨーロッパ憧れを持つには十分だった。そこから何となく原典を手にとってみたけれど、活字耐性のできていない小学生だった私には「…よく分からん!」で終わってしまった。
再会はBBCのSHERLOCK。ベネディクト・カンバーバッチとマーティン・フリーマンのあれである。熱心に見ていたし、面白かったし、熱狂的なファンではないけれど好きだった。そこで気づくべきだった。シャーロック・ホームズはキャラクターこそが魅力なのだと。宮崎駿があんな風にホームズをアニメ化して時点で、そもそもキャラクターは魅力的なんだと気づくべきだった。今の今まで分かっていなかった。もちろん、シャーリー・ホームズとジョー・ワトソンも魅力的なキャラクターだった。現代的にアップデートしただけではなく、SF要素まで出てきた。好きな要素が多すぎる。
何せほとんどが女性。シャーロックもワトソンも女性。モリアーティもマイクロフトも女性。「女性でいるのが面倒くさい」と思っている私は、そういう気持ちを抱えて生きているのは私一人ではない、と思いたい。孤独は分け合いたいし、楽しかったことは倍増させたい。だから、何となく女性がたくさん出て来ると、それだけでワクワクしてしまうところがある。
ところが、この主人公はそうじゃない。シャーリーは「女性でいるのが面倒くさい」なんて、人生で一度も思ったことがなさそうだ。彼女がそんな感じなのには理由はいろいろあるんだと推測される。けれど、理由はどうあれ、そこに爽快感を覚えた。ジョー・ワトソンだって他のキャラクターだって、なんだかんだ「女性」に生まれてしまったから起こる多少の面倒くささを感じながら生きていそうなのに、彼女はそこから自由でありながら、女性なんだ。
それなのに、「女性の面倒くささ」に首突っ込んでるのに、なんだか楽しそうに生きているように見えるジョー・ワトソンがいる。ジョーがシャーリーを詩的だと言うシーンが、私の心の中に残っている。
ミステリーって「誰が犯人なんだ」というのが、話を読み進める上でとても大事な動機になっていると思っていた。『金田一少年の事件簿』や『名探偵コナン』よろしく、「この中の誰が犯人なんだろう…」というものがミステリーなんだと思っていた。先日読んだ『十角館の殺人』もそうだ。「この中の誰が犯人なんだ」という気持ちがミステリーの醍醐味で、それと私はあまり相性が正直良くない。面白いが、好きにはなれない。何となく私は「悪口」と同じ箱の中に入れてしまいたい、そんな気持ちだ。
シャーリー・ホームズはそんなことはなかった。そこが驚きだった。魅力的なキャラクターに、魅力的なヴィラン、面白いトリック、そして、犯人の動機。ポップな語り口の中に、悲しさがにじみ出てきて切なくなる。ジョー・ワトソンのキャラクター造詣が良いのだと思った。彼女の俗っぽさが、ふと立ち昇る何とも言えない感情に詩的な揺らぎを見せてくれているのだと思う。
なんにしろ、こんなに古今東西、シャーロックが形を変えて何度も何度も作品化される理由をしっかり感じることができた1作だった。「何がそんなに面白いのか…」と分かっていなかった小学生の頃の私に教えてあげたいものである。もしかしたら原典も今なら楽しく読めるかもしれない。それはそれで楽しそう。
【ネタバレあり】RPDR: UK vs The world S2 ep1を観た。
【ネタバレあり】RPDR S16 ep6を観た。
エピソード6!残り11人。
【ネタバレあり】RPDR S16 ep5を観た。
エピソード5です。残り12人。
とその前に、ベルギーS2とオルスターニャが始まりました。ベルギーもエスパーニャも好きなので、楽しみにしていました。ただ感想は難しそうだな…記憶力が本当にないので、こうやって残しておかないとあっという間に忘れ去ってしまうので、本当は感想を書きたいのですが。
ep5は久しぶりのミニチャレとメインチャレンジ。ガールズグループチャレンジということで、楽しみにしていました!と同時に、なぜミラージュがおらんのか…とも思いました。いつものことだよね。
今回、ちょっと残念なのはオリジナル曲ではなくてRuの新曲でチャレンジ。Ruの曲も好きやからええねんけどな、ええねんけどな。
Star Baby:サフィラ、ダーン、モルフィン、Qで「QDSH」
Courage Love:プラズマ、アマンダ、ツナミ、Planeで「Lovah Grlz」
A.S.M.R. Lover:ジュニーブ、マイヤ、ニンフィア、メガミで「Thicc &Stick」
この3組。人数多いし、3曲も作ってられなかったのかな…?とか余計なことを考えてしまいました。Ruのアルバムを聴いてもらう回数も増やさなあかんやろうしな。この時点で曲自体すぐ歌えるのが「A.S.M.R Lover」だったこともあり、有利に進みそうやな?とは思いました。
とはいえ、「メンバー的にボトムっしょ」って雰囲気が私の中ではちょっとキツかった。いや、分かるには分かる。ビッグガール3人でキャラかぶってるし、彼女たちが動けるっていうイメージは正直そこまでなかった。今までのビッグガールポジションのクイーンたちと比べてしまうとキャラ的に強いってわけでもない。「これからどう魅力を発揮してくれるのかな?」ってタイプのクイーンが集まってしまったところはある。
が、しかし、決めつけて進めていく感じがしんどかった。振り付けもうまいこと進んでいないことも分かってるけども…ってところからのWINNERだったので、嬉しかったですね。「ナメてた相手が殺人鬼」もの好きなので…(物騒なジャンルだな)
曲の良さもあって、彼女たちの愛らしさと謙虚さが良い方向にPOPさを引き出したと思いました。衣装もまとまっていたし、4人で揃えようという感じも伝わりました。バチバチしすぎて、ボロボロになっていくよりは、その雰囲気が曲と一致してて、うまいこといったように感じました。おめでとう!
といいつつ、他の2組が悪かったかっていったらそういう訳ではなかった。揚げ足取り的なジャッジにならざる得ないよなぁとは思いました。Qやアマンダはその対象になることに対しては異論はない。まだまだ残って欲しかったけど、取る足はあったと思った。
リップシンクの結果、Qのリップシンクも良かったし今までのレコードからいけばQが残るのは分かるのだけど、分かるのだけど~アマンダのが良かったよね~?これまたカメラ越しでしかないので、「そう見える気がする」の段階だというのも、Qが勝ち残ってもいいんじゃない?って余地があるんだろうな。けど、Qにも残って欲しいけど、同じぐらいにはアマンダに残って欲しかった。というか、残ると思っていた。残念だ。Qは出来上がっているので、アマンダの成長を見ていたいと思ってしまっているのもあるけどね。本当に残念。
【ネタバレあり】RPDR S16 ep4を観た。
え、もうエピソード4?早いね。でも、まだまだ人数はいるんだよね、只今13人のクイーンがいます。
エピソード4はサタデーナイトライブみたいなチャレンジRDRライブとのこと。スケッチコメディって言うんですね。短いシーンみたいなのをスケッチというらしい。スケッチで構成されたコメディのこと、をスケッチコメディというとのことです。勉強になりました。確かに見やすいよね。『いないいないばぁ』みたいな感じ?
何か名前と顔がごっちゃになっている人がいます。ル・ポールに呼ばれたチームは、何だったんだ?シーンごとのメンバーと照らし合わせると食い違っていて、顔と名前がなかなか一致せず苦労しました…いや、私の顔覚えられなさの問題なんですけども…ごめんね、Queens。
アメリカのコメディ、分かってるか怪しいです。英語も苦手だし。そんな私の感想になります。ネタバレもございます。ご査収ください。
【RDRライブの感想】
私、正直マイヤ面白かったんですけどね??Judges受け悪かったみたい。いや、カーミットのものまね面白すぎましたけどね。(違います)
ジュニーバについてはよく分からなかったし、分からないなりにも面白くなかったので、そこは納得。ジュニーバ自体も何をやっていいか、面白さがどこなのか分かっていなさそうだったので、迷子になちゃったね。
ミラージュについてのJudge厳しくない?面白くはなかったんだろうなと思うけど、そこまで滑り散らかしてもいない気がしました。といっても、他に良くない人もそんなにいないっていうのが、ボトムの決め手でしょうか。
プラズマが、役を決める上でいろいろ大変そうだったけど、本番面白かった。素晴らしかったです。「私にハマってない」とか言っちゃってごめんよ。面白かったよ~。サフィラがやっぱり強いので、負けちゃいそうな気がしましたが、全然杞憂でしたね。ニンフィア、あの中でよく健闘してて、さすがや。
サフィラは本当に何でもできるなあと感心していたのですが、Qもなんでもできる人なんですね。トップにはびっくりしました。WINNERになかなかなれなくて悔しそう。ただ、サフィラはパワー!があるのでWINNERを勝ち取れましたが、Qが心配。Qは強かでその感じはとても好きです。ただ、WINNERを勝ち取るにはパワー!がないと難しいのか(何を言っているんだ)ドラァグレースはアベレージが高い方がいいのか、WINNERになれる時にしっかりWINNERになっておいた方がいいのか…どっちなのでしょう。
【ランウェイの感想】
私のランウェイの感想ほど当てにならないものはないのですが(なぜなら大体よく見えるから)DAWNとサフィラさん、Qが好きでした。Qはランウェイがやはり良いですね。素晴らしかった。Qはエレガンスでどこに出ても「すごい!」って言える感じがします。見応えがある。DAWNもいつも自分らしくランウェイテーマを解釈していて、ちゃんとパッケージにできているのが素晴らしいですね。このランウェイでもサフィラさんのパワー!を感じて、うっとりしました。てかパワー!すぎて、サフィラの横で控えていたニンフィアがすごく狭そうで、ちょっとかわいそうだった。ごめんやけど、ちょっと笑ってしまいました。
Dreamerのお話が出てきて、こういう啓蒙的な内容はRPDRで背負ってほしい部分だなと思います。当事者のお話聞けることは正直ないので、勉強になるし、励まされます。
そして、ミラージュがサシェイということで…リップシンクは正直どちらも良かったですけど、lipsync for your lifeは背水の陣でどれだけ感情を乗せられるか勝負みたいなところがあるので、ジュニーバやなあとは思いました。てか最近もう1ショット目でどちらが勝つか分かる感じあるので…映像的説得力に乗せられてるのかしら…う~む。
それでも、ミラージュは確実にファンが沢山増えたんじゃないかなと思います。私も大好きになりました。あんな風に悔しがる姿を見て、「賭けてきてくれたんだな」としみじみしてしまった。ママ・ルーが「あなたの人生の始まりに過ぎない。本当だよ、信じて」みたいなことを言っていて、「マジでそれ」と思いました。いや~でも、ガールズグループチャレンジでWINNERになるミラージュ見たかったやん!!!!!!!!ミラージュを囲んでガールズグループチャレンジみたいなYOU TUBE誰かやってください。誰か。お願い。
かわいいので、Denali ON ICE見よう。ミラージュ運動神経良すぎて笑う。デナリかわいすぎて笑う。